日本泌尿器科学会専門医/テストステロン治療認定医
2024年6月現在、男性ホルモン補充療法に用いる薬剤の供給が不安定です。
治療開始がキャンセル待ちになる可能性がございます。
男性更年期障害
LOH症候群:加齢男性・性腺機能低下症
女性の更年期障害は閉経を迎える50代前後に起こりますが、男性の更年期障害であるLOH症候群は30代でも発症する恐れがあります。いくつかある男性ホルモンのなかでテストステロンは中心となるものです。テストステロンは心身の健康や精神面にも影響を与えることが分かってきました。
男性ホルモンの作用
- 筋肉・骨を強くする
- 動脈硬化の予防
- 血液をつくる作用
- 精子形成の促進・勃起機能
- 炎症をおさえる作用
- 認知機能
LOH症候群の定義
「加齢やストレスに伴う男性ホルモン低下によって、様々な不調が表れてしまう病気」
LOH症候群の症状は以下の症状がございます。
診察・治療の流れ
■初診時
- 問診
- 血液検査
- テストステロン(米国ガイドラインに準じて)
- 遊離テストステロン(国内ガイドラインに準じて)
- 下垂体ホルモンの評価
- 血液の濃さ
- 肝腎機能
- 脂質異常症の有無
- 前立腺癌腫瘍マーカーなど
- 症状によってはED治療(自費診療)・他科受診をお勧めすることがあります。
■再診時(1週間後以降)
- 採血結果の説明
- 男性ホルモン補充療法の適否について判断
- 治療効果・副作用の説明
- ご希望があれば1回目の注射治療もしくは軟膏の処方
※男性ホルモン補充療法の実施が難しい方
・挙児を希望されている方
・前立腺癌の可能性がある方
・睡眠時無呼吸症候群の方
■医療費
初診時から自費診療となります(税込金額)
初診料:3,700円
再診料:1,700円
血液検査(初回):12,000円
血液検査(経過観察):7,700円 (1年までは3か月おきに必要、1年以降は6か月おき)
男子ホルモン補充療法
・注射剤(薬品名:エナルモンデポー250mg):4,400円
・軟膏(薬品名:グローミン軟膏):4,400円